相続土地国庫帰属制度が開始

2023年4月27日に、相続土地国庫帰属制度が開始される予定です。

 

相続した土地について、「遠くに住んでいて利用する予定がない」、「周りの土地に迷惑がかかるから管理が必要だけど、負担が大きい」
といった理由により、土地を手放したいというニーズが高まっています。

そういった土地について、条件を満たした場合に、その土地を国に引き継ぐことができる制度です。

 

これまでは、優良な資産を相続し要らない土地だけを手放すには、土地を譲り受けてくれる人を自分で探さなければなりませんでした。

しかし、相続土地国庫帰属法の施行により、国の審査に合格した土地については、負担金を納付することで国に引き取ってもらえるようになります。
ただし下記のような条件があるようです。

【対象になる条件】
・相続又は遺贈で所有した土地(購入した土地は対象外)
・建物が無い更地

上記以外にも「崖がない」「隣地との境界が明らかでない」「住宅ローンなどの担保になっていない」など、細かい条件をクリアする必要があります。

 

負担金や、審査時点で14,000円の審査費用も必要になるようですので、気軽に使える制度ではなさそうですが、お困りの場合には一考の価値はありそうです。

OTHER COLUMN・NEWS その他のコラム・ニュース

相続前の対策や利用意向・課題は?空き家所有者の実態調査

2025.09.13 コラム

静岡・牧之原市の突風は「竜巻」気象庁が発表 けが人74人に

2025.09.08 お知らせ

これからの賃貸住宅管理業のあり方を検討/国交省

2025.09.06 コラム
一覧に戻る