子育て支援が住宅選びを左右 価格より優先する傾向も

子育て世帯の住まい選びにおいて、自治体の子育て支援策が大きな影響力を持っている実態が明らかになった。

子育て情報メディアを運営するコズレ(東京都千代田区)は6月、「子育て世帯の住まい選びと自治体の子育て支援」に関する調査結果を公表した。

調査は2026年6月、妊娠中または0歳以上の子どもを持つ親565人を対象に実施したもの。

第一子誕生が住まい検討の起点に

住宅購入や住み替えについて「関心がある」とした子育て世帯は約45%にのぼり、このうち約12%が具体的に検討中、約33%が潜在的な検討層だった。

検討のきっかけとして最も多かったのは「妊娠・第一子の出産」。具体的に検討している層では約7割、潜在層でも約3割を占めた。子どもの誕生を契機に、住環境の見直しが本格化している状況が読み取れる。

支援施策は立地選びの主軸に

エリア選定にあたり自治体の子育て支援を「意識する」とした回答は7〜9割に達した。さらに、支援施策が実際に「影響する」と回答した割合は、具体的検討層で約72%、潜在層では約90%に及ぶ。 子育て支援はもはや補助的な要素ではなく、居住地選択の前提条件として機能している。

一方で、重視する支援内容は検討段階によって差が見られた。具体的な検討層では、「教育環境」(約47%)、「子育て施設の充実度」(約45%)、「医療費助成」(約44%)が上位に並ぶ。潜在層では「医療費助成」が約66%と突出した。検討初期では経済的負担の軽減策に関心が集まり、具体化するにつれて教育や施設といった生活環境の質へ関心が移る傾向が浮かび上がる。

支援次第で「条件妥協」も

注目されるのは、支援施策の充実度が住宅条件に対する許容度を左右している点だ。「子育て支援が手厚いエリアであれば、予算や物件条件をある程度妥協できる」と回答した割合は、具体的検討層で約76%、潜在層でも約64%に達した(グラフ下)。価格や立地条件といった従来の判断軸に対し、子育て支援が上回るケースが少なくないことがわかった。

新建ハウジング転載

 

広島でも子育て支援の手厚い廿日市市や府中町の人気が高まっている傾向があります。

物価上昇の中、直接的な支援や子どもの育てやすい環境を整えることが市政にも求めらています。

転出超過が続く広島市でも魅力ある街づくりとともにさらに子育て支援も拡充されてほしいですね。

竹中

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