ペットのために引っ越しやリノベを考えたことがある人が約1割に
NEXER(東京都豊島区)はこのほど、ペットホームウェブ(神奈川県横浜市)と共同で、ペットを飼ったことがある全国の男女500人を対象に実施した「ペットのための住まい」についてのアンケート結果を発表した。
ペットを家族の一員と考える人が増え、住まいのあり方も見直されつつあるなか、ペットのために引っ越しやリノベーションを考えたことがある人は、9.6%と1割近くになることがわかった。
「ペットに快適に過ごしてほしい」「自由に行動させてやりたかった」など、ペットの快適さ・安全性を優先的に考える一方、住宅の傷みなど現実的な問題も住まい選びのきっかけとなっている。
引っ越しやリノベーションを考えたと回答した人のうち、実際に実施した人は半数以上の56.3%だった。
「マンションから庭付き一戸建てへ」「間取りを増やした」などの大規模なものから、「猫の棚や踏み台の設置」「滑りにくい床材への変更」といったペットの行動・安全に配慮したものまで、内容は多岐にわたる。
引っ越しやリノベーションがペットに与えるストレスについては、55.6%の飼い主が「なかった(あまりなかった37.0%・まったくなかった18.5%)」と回答。
「すぐに馴染んだ」「走り回って喜んでいた」「リラックスしている」などの声が寄せられた。
環境の変化に柔軟に対応できるペットが多い一方、「ややあった」(25.9%)ケースでは「粗相が増えた」「業者に吠えまくった」など、慣れない環境や大きな音、見知らぬ人への警戒心からストレスを感じている様子がうかがえた。
また、「逃げまくって隠れてしまう」「体調が悪くなった」など、ストレスが「とてもあった」(18.5%)という回答からは、ペットが強い恐怖を感じていることが伝わってくる。
同社は、ペットと人の双方が幸せに暮らせる住まいづくりには、ペットの性格や特性を理解し、事前の準備や配慮が重要だとしている。
新建ハウジングDIGITALより品用